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今回は格安引っ越しについてお話させていただきます。
新生活には出費がかさむので、引っ越し費用は少しでも抑えたいですよね。特に学生の一人暮らしや単身赴任で引っ越される方が特に気にされている方が多かったです。
格安引っ越しを成功させる上で重要なのは、どこまで自分でできるか、やれるかです。引っ越し費用は個人の状況によって大きく差があり、一人暮らしが初めてか2回目の引っ越しかでも最安値は違います。また、同じ4人家族でもそれぞれの年齢によって違ってくるので、できる限り費用を抑えたいのであれば参考にしてください。
引っ越し料金や費用を抑えるには手間と時間を掛ける
引っ越し費用は手間や時間を掛ければ費用も浮く傾向があります。簡単に説明すると、すべての荷物を自分の車で運べば、費用はダンボール代とガソリン代程度になります。ただ、普通車だとトラックより荷物が運べないので何度か往復が必要です。また、積み込みも降ろすのも一人なので、引っ越し業者と比べて時間が掛かってしまいます。
実際に全て自分で行うのは難しいので、どこまでを自分で行って、どこからを引っ越し業者に頼むのかが重要なポイントです。難しいのが、中途半端に自分でやろうとすると、大して費用が変わらなかったり、むしろ高くなることがあります。これはその人の状況によって違うため、これから安い順に紹介するので自分がどこに当てはまるのか確認してみてください。
格安、最安の引っ越し6選
自分の車で引越しをする
自分の車で引越しをすれば、掛かる費用としてはダンボール代とガソリン代くらいです。ただしこれができるのは、近場への引越し限定で、かつ初めての一人暮らしの方ならできると思います。初めての一人暮らしは家具や家電を新しく買われる方がほとんどです。購入時に無料配送設置を利用し、そのまま引越し先に運んでもらうことになります。特に冷蔵庫と洗濯機が一人で運べないものですがそこがクリアできています。運ぶ荷物も衣類や靴が大半なので、自分の車で一回運べばほぼ引越しは完了します。
また、ハイエースのような荷台の大きな車をお持ちであれば多少遠くて、荷物が多くても問題ないかなと思います。
自分の車で引越しするのが向いている人
- 初めての一人暮らし
- 近くへの引越し
- 大型の家具家電がない
- 洗濯機や冷蔵庫を引越し先に持っていかない
- 荷物が少ない
軽トラックや軽バンをレンタルして自分で引っ越しをする
これなら洗濯機や冷蔵庫も載せられるので学生時代から一人暮らししていて、就職で会社の寮に入るという方にもオススメです。
ただし、冷蔵庫や洗濯機を運ぶときだけでも友人に協力してもらってください。仮に一人で持ち上げられても、重量があるのと形が大きいので壁やフローリングを傷つけたり、運んでる最中にケガしたりする可能性があります。また、車に積み込むときにも、車や家電どちらかに傷つけてしまう可能性があります。めちゃくちゃマッチョで軽々持ち上げられるなら別ですが・・・
私が調べた最安値のレンタカーはニッポンレンタカーで、メンバーになれば12時間6,270円でした。引っ越す距離にもよりますがガソリン代込みで最低8,000円ほどは掛かります。追加料金を支払えば、引越し先の最寄りの営業所へ返却も可能です。
軽トラ軽バンのレンタカーでの引越しが向いている人
- 一人暮らし(初めてじゃなくてもOK)
- 近くへの引越し
- 荷物が少ない
- 友人か家族に手伝ってもらえる
大型家具家電のみを行う
ここからは少しずつ費用が掛かってきます。人によっては損する可能性があるので、読み飛ばさないようにお願いします。
見積もりに伺ったお客さんに「大きいのだけ運んだらいくら?」とよく言われたのですが、あまりオススメはしませんでした。というのも、残りの荷物は全て自分でなんとかしないといけないので、手間も費用も掛かって通常の引越しと差額が少ないからです。
一例として東京都内の中での引っ越しだと仮定して概算ですが、引っ越し費用を計算してみます。参考にしたのはヤマトホームコンビニのサイトです。
概算の費用合計20,020円
- 冷蔵庫の料金:7,535円(250cmまで)
- 洗濯機の料金:7,535円(250cmまで)+1,650円(取外)+3,300円(取付)
全て税込の金額です。
運んでもらうのは冷蔵庫と洗濯機だけなので、他の荷物は自分でなんとかしなければいけません。ほかに掛かる費用として、「ダンボール」「エアキャップ(必要であれば)」「レンタカー費用+ガソリン代」「送料(宅急便で荷物を送る場合)」が主に掛かります。
掛かる費用の例
- 残りの荷物をレンタカーで運ぶ場合 合計31,020円
20,020円(冷蔵庫洗濯機の送料)+3,000円(ダンボール代)+8,000円(レンタカー、ガソリン代) - 残りの荷物を宅急便で送る場合 合計50,770円
20,020円(冷蔵庫、洗濯機の送料)+3,000円(ダンボール代)+27,750円(送料)
閑散期の東京都内の引越し相場(距離や条件によって変動あり)
- 荷物の少ない方:約45,000円〜54,000円
- 荷物が多い方:約59,000円〜78,000円
通常の引越しと総額を比べてもらうとわかるのですが、意外と掛かってしまってます。大型の家具家電だけ運んでもらう場合は、残った荷物は自分で運べる方以外にはオススメできません。
大型家具家電のみの引越しが向いている人
- 引越し先が近い
- 自分の車を持っている(できれば荷物の載る大きい車)
- 荷物が少ない
【格安引っ越し】大型家具家電のみ運ぶのは安いの?トクする人損する人を徹底解説
単身パックプランで引っ越し
BOXカーゴというこういった形状のものを見たことありませんか?
単身パックプランでは大抵こうゆう形状のものが使われます。大きさは各引越し業者ごとに多少違いがあり、このサイズに収まれば荷物を積むことが可能です。
名前は「単身パックプラン」「専用ボックス」などと呼び方は違いますが、一人暮らしの方だけに限らず誰でも使うことができます。
これを2つ使用すれば、冷蔵庫と洗濯機とそのほかの荷物も運ぶことが可能です。ポイントは冷蔵庫や洗濯機を載せたすき間に合わせて、ダンボールを購入しましょう。通常の引越しと違ってトラックにそのまま載せるわけではないので、積み付けが悪いと全く荷物が載せられなくなります。引越し用のダンボールを買う前に使用するBOXカーゴの内寸を聞いておきましょう!
こちらも条件(時間指定、土日祝日指定)によっては通常の引越しと同額か、もしくは高くなってしまう可能性があるので、通常の引越しと両方の見積りを取ったほうがいいです。また、当日に荷物も受け取れないので、当日引越しを完了させたいなら通常の引越しプランか、近場であればレンタカーでの引越しをオススメします。
単身パックプランが向いている人
- 荷物が少ない
- 引越し先が遠い
- 一部の家具家電だけ運んで欲しい
- 荷物が積み切れなくても自分で運べる
- 引越しの期日に余裕のある
積み切りプランで引っ越し
例えばですが、全ての荷物を運ぶのに4トン車が必要なところを、2トン車で積めるだけ積むプランです。たいてい大型の家具家電を優先的に積んでから他の荷物積んで、残った荷物は自身で運びます。
見積もりにきてもらった担当者に聞けば、どのくらい荷物が残りそうか教えてくれます。残った荷物が自分で運べそうであれば、引っ越し費用を抑えられます。
また、引越し業者ごとや同じ会社でも営業所ごとに持っているトラックが違います。そのため、4トン車じゃ、スカスカだけど2トン車では残る荷物が多すぎるということがあります。ここは見積もりに来てもらった担当者としっかり相談しましょう!
積み切りプランが向いている人
- 残る荷物の量が少なめ
- 多少の荷物は自分で運べる
混載便、合積み便で引っ越し
大型家具、家電に加えて、もう少しだけ荷物を運んでほしい場合は混載便や合積み便もオススメです。1台のトラックに複数のお客さんの荷物を一緒に載せて運ぶプランです。単身プランのBOXカードを使わないものと思ってもらえればわかりやすいかもしれません。
遠方への引っ越しの場合、特に料金を抑えられます。ただし同じ方面に行くお客さんがいないとトラックを出せないので、到着日の指定ができません。引っ越しの期日までに余裕がある方向けです。
また、仮にあったとしてもあとどのくらいトラックに載せられるかも重要です。あなたの荷物が少ししか載せられない状況で、残った荷物が自分でも運べないとなると使いにくいプランになります。
混載便、合積み便が向いている人
- トラックの空きスペースと自分の荷物が合っている
- 積み切れない荷物があった場合自分で運べる
- 引越しの期日に余裕がある
- 安さのためなら到着日や時間指定ができなくても我慢できる
格安引っ越しの5つの注意点
小さい子供がいる家族には向かないセルフ引越し(DIY引越し)
完全にセルフでの引越しは子供が小さい家族には向きません。引越しが終わらないと生活拠点が2か所になってしまうからです。必要なものが揃っていない状態で子供のいる生活は大変です。
特に家族が増えると家具家電が大型化し、運び出すのも設置も、素人だとかなり時間がかかります。保育園や学校に行っている時間に終えられないかもしれません。180cmの冷蔵庫や80kg以上あるドラム式洗濯機を運べますか?ほかにもタンスや机、ソファーなど大型の家具はいっぱいあります。
お金を払っても引越し業者に任せてしまうほうがオススメです。
遠いと自分で行うメリットが少ない
通常の引越しプラン以外を希望するお客さんには、引越し先は20km以内か、それ以上の場合、大きい車を持っているかどうかで私は提案内容を変えていました。
遠いのに車が小さいと、何度も往復しないといけないので手間もガソリン代も掛かります。レンタカーでの引越しも1日で完了しない可能性があるので、通常の引越しプランと費用が変わらなくなる可能性があったためです。残った荷物を通常の宅急便で送るのは高くなるので、通常プランで引越ししましょう。
荷物が多い
自分で運ぶにしても、レンタカーでの引越しも手間のわりに浮かせられる費用が少ないです。そういった方には通常の引越しプランをオススメしてました。
時間に余裕がない
引っ越し費用は手間暇かけた分、安くなりやすいです。時間に余裕がない場合は通常プランで当日中に引越しを終えてしまったほうが、いつ終わるかわからないより安心です。
また、安いプランは日付指定や時間指定できないことが多いです。できたとしても、割増料金となって通常の引越しとの差額があまりなくなるのでメリットが減ってしまいます。
車を持っていない
自分で引越しをするにしても、車を持っていないとレンタカー代が掛かってしまいます。近距離で荷物も少なければいいですが、遠くて1日で終わらないようであれば、通常プランで引っ越ししたほうがいいです。積み切りや単身プラン、混載便の場合、自分で運ぶ荷物はどのくらいあるか見積もりにきた担当営業としっかり話しておきましょう!また、引越し先まで20km以上あるようなら、手間ばかりかかってしまうので通常プランにしておきましょう。
引っ越しは必ず複数の業者の見積りを取る
相見積もり
相見積もりとは、複数の引越し業者から見積もりをもらって比較することです。引越し業者もほとんどのお客さんが相見積もりをしていることをわかっているので、どこと競っているのか必ず聞いてきます。隠す必要もないので、そのまま伝えてOKです。
ちなみに、ほとんどの引越し業者が見積もりは無料です。たくさん聞いたほうが相場もわかりますが、毎回立ち会って荷物を見てもらうので手間がかかります。大体、3社ぐらい話しを聞いて決める方がほとんどでした。
合同見積もり
相見積もりが1社ずつメリットや強みの話しを聞いていくのに対して、合同見積もりは検討している全部の引越し業者を同じ日時で呼び、料金を競わせることです。最安値を出した業者と必ず契約するのが合同見積もりの条件となるので、必ず決済権のある人が同席するようにしましょう。
よくあったのが、最終的な決断は旦那さんがするのに、奥さんしかいないときに引越し業者が呼ばれるときです。こうなった場合、各社は本気で見積もりを出してくれません。
一括見積もり
一括見積もりサイトに登録すると自動的に対応可能な複数の引越し業者へ見積もりを依頼できます。メリットは自分で調べなくても、その地域、日程で対応できる業者へ依頼が掛けられることと、各社は一括見積もりをわかっているので、相見積もりと同じ状況となりますです。デメリットとしては、どこまで個人情報が流れているかわからないこと、登録した瞬間に電話が鳴りやまないことですww
最安引っ越しで損しないために
最安引越しのためには目先の金額だけで依頼せず、総額をきちんと確認すれば損することを防げます。新生活にはお金が掛かるので費用を抑えたい気持ちはわかりますが、バタバタして必要な手続きを忘れてしまう可能性もあります。そうなると、その手続きのためによけいな交通費や手間もかかってしまいます。
通常の引越しプランは高いように感じても、トータルの費用はそこまで差がないこともあるので、通常プランでも見積もりをとって手間と費用のバランスを考えて引越しを失敗しないようにしましょう!